3月29日(火)―5月15日(日)

冨田溪仙《御室の桜》(部分)1933年
冨田溪仙展(日本画工芸室)

 博多生まれの冨田溪仙(1879-1936)は、17歳頃に画家を志して京都へのぼりました。はじめ四条派を学びましたが、写生旅行や古画の研究などにより研鑽を積み、南画風の独自の作風に至ります。その自由闊達な境地は横山大観に認められ、大正期以降は再興院展を舞台に活躍しました。当館の所蔵・寄託作品による本特集では、春の展示が恒例となっている代表作《御室の桜》に加え、その習作を初公開いたします。

詳細は公式サイトをご覧ください。


小早川 清《浴上がり》制作年不詳
ハンブルク浮世絵展関連企画
シリーズ美術の技法IV 木版
(小作品室)

 「ハンブルク浮世絵コレクション展」の開催にちなみ、近現代の木版技法を用いた作品を特集展示いたします。浮世絵版画の技術を受け継ぐ日本の近代版画から新しい展開を見せた第二次大戦後の木版画まで、幅広い木版表現の可能性をご紹介します。

  新収蔵作品展(企画展示室)

 平成22(2010)年度に福岡市美術館が収蔵した近現代美術作品をご紹介します。地元福岡と縁のある美術家による絵画やオブジェのほか、現代の絵画や彫刻などを展示します。




 
5月24日(火)―7月18日(月・祝)

冨田溪仙《御室の桜》(部分)1933年
時代で見る美術III―1920s(日本画工芸室)

所蔵品を年代で区切り、ジャンルや国を横断して見ることで、時代と表現について考えるシリーズ。今回は、第一次世界大戦後の混乱とともにさまざまな美術運動が花開いた1920年代をとりあげます。


浜口陽三《1/4のレモン》1976年
浜口陽三展(小作品室)

 浜口陽三(1909-2000)は、戦後間もない時代に国際舞台で活躍した数少ない日本人版画家の一人です。永遠の世界を希求するかのようなその作品は、世界を魅了し続けています。本展では、所蔵品の中から浜口の版画作品を展示し、静謐で神秘的な作品世界をお楽しみいただきます。


吉田 博《劔山》1932年
山をめぐるイメージ(企画展示室)

 昨年度の「海をめぐるイメージ」に続き、本年は「山」を特集いたします。山岳風景画の巨匠吉田博や、「阿蘇」とあだ名されるほど阿蘇山を描き続けた田崎広助など山に魅せられた画家は少なくありません。トレッキング気分の盛り上がる山の絵を所蔵品から選りすぐって展示します。