©Estate of Ben Shahn/ VAGA, New York & SPDA, Tokyo, 2002

三日月と鐘の上を跳ぶ野うさぎ
1988年

バリー・フラナガン(1941/イギリス−)
ブロンズ 365.8×182.9×274.5cm
 1960年代から活躍する彫刻家フラナガンは、袋に砂や石膏を詰めた作品で知られていましたが、80年代から動物の具象彫刻を制作し始めました。中でも野うさぎは最もポピュラーなモティーフです。フラナガンの野うさぎは、四肢を伸ばしてしなやかに跳躍したり、あるいは踊ったり、望遠鏡を覗き込んだりと、人間のように様々なことをします。とがった薄い三日月と丸くて重量感のある鐘、という対照的な形を持つ二つの物体をひらりと飛び越えるこの野うさぎには、時代や性別を超えた人間性の本質が込められているのかもしれません。

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