バスラ門II(分度器シリーズ)
1968年

フランク・ステラ
(1936/アメリカ- )
ポリマー塗料・画布
153.0×305.8cm
   いかにして画布と描かれたイメージを一体化させ、画面の奥行き感を排除するか―これは「抽象表現主義」以降の米国の画家たちの課題でした。ステラは画布を切り取って、描かれた縞模様の形と一体化させることで解答を見出しました。この作品では、画面上に反復される縞模様と半円に切り取られた画布の形態が一致しています。鑑賞者は、本作品の外見上の特徴をこのように容易に見て取ることができますが、意味内容の手がかりを見出すことは不可能です。ステラは、絵画によって『絵画』の本質を問うことに興味があり、それゆえ、彼の作品の主題は常に『絵画』なのです。
©Frank Stella / ARS, New York / JASPAR, Tokyo, 2017
C1306

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