©Successió Miró-Adagp, Paris & JASPAR, Tokyo, 2017
C1306

ゴシック聖堂でオルガン演奏を聞いている踊り子
1945年

ジョアン・ミロ(1893/スペイン-1983/スペイン)
油彩・画布 197.1×130.6cm
 スペイン・カタルーニャ出身の画家ミロは、1920年代にヨーロッパに起こったシュルレアリスム運動の中で注目され始め、スペイン市民戦争の影響がもたらしたといわれる暗くグロテスクな画風を経た後、星や月などが記号と化して浮遊する《星座》シリーズによって、名声を不動のものにしました。本作品は、《星座》シリーズの延長線上に位置しています。その題が示すように、オルガン演奏にのって、様々な形態が踊っているような、一見無邪気で無作為に見えるこの画面ですが、綿密な色彩対比と、形態配置によって構成されています。20世紀美術史の中で、ミロが巨匠と称されているのは、無垢に見えながら周到に計算された、このような画面構成ゆえかもしれません。

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