偶然の墓碑 1974-76年

荒川修作(1936/愛知−2010)
油彩、アクリル、鉛筆、
コラージュ(分度器)・画布 
305.6×782.8cm
   1960年に前衛美術グループ「ネオ・ダダ」の結成に参加し、「反芸術」の一翼を担った荒川。1961年の渡米後は、不安と孤独に満ちた世界の意味を、自分自身の洞察によって解明していく方向へと進み、矢印などの様々な記号や言語を組み合わせた「図式絵画」を創始しました。色彩やイメージは排除され、哲学的、数学的思考のモデルだけが純粋に示されています。「偶然」によってもたらされる「生の中断=死」を乗り越える方策を提示することが、彼の作品の使命ならば、本作品の題名「偶然の墓碑」とは、彼の絵画そのものの別の呼び名でもあるでしょう。

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