© ADAGP, Paris & SPDA, Tokyo, 2010

ソフィア・ローレンの悪夢 1985年

ジャン・ティンゲリー(1925/スイス-1991/スイス)
鉄、ゴム、ブリキ、木、プラスティック人形、布、
電球、モ―タ―、車輪
174×290×68cm
  大量の廃棄物を吐き出した20世紀の物質文明。この廃棄物を作品の素材としたのが、ジャンク・アート(廃物芸術)です。スイスに生まれ、フランスで活躍したティンゲリーは、この潮流の代表的存在です。モーター仕掛けで奇妙な動きをみせる彼の作品は、キネティック・アート(動く芸術)とされることもあります。古い機械部品や人形の頭を組み合わせ、有名な女優の名を冠した本作品は、メカニックでナンセンスな動きを騒々しく繰り広げます。グロテスクであると同時に、現代生活の不安を陽気にはねとばすかのようなこの作品は、1980年代の彼の作風の真骨頂を示すものです。

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