夏1

夏2

夏1、2 1985年

草間彌生(1928/長野−) 
布、アクリル、糸、金属、プラスティック 
(2点組)〈夏1〉169.5×116.0×110.0cm、
〈夏2〉167.5×84.0×115.0cm
 草間彌生の表現の原点は、幼少の頃に起こった、目の前に増殖する水玉や網目模様の幻覚であり、そして男性器への恐怖です。彼女はその幻覚を癒し、恐怖を振り払うために、水玉や網目に覆われた絵画、そして男根状の詰め物に覆われた立体作品を今日まで発表しづづけています。本作品は、米国から帰国間もない草間の、日本での活動がようやく評価を得てきた時代のものです。水玉模様に覆われた無数の男根オブジェが増殖し、そのまま妖しい花弁と化したような形状に、草間自身の果てしない内発的衝動を感じることができます。

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