これぞ五十二万石 美の世界

この展覧会では、江戸時代に筑前藩主であった黒田家から福岡市美術館に寄贈された多くの美術作品から、「きらめきの大名道具」をテーマに100点を展示します。作品は重要文化財を含む絵画、書跡、工芸の各分野から選んだ、きらびやかな名品ばかり。

黒田官兵衛がその礎を築き、息子の長政が初代藩主となった黒田家の美術を代表する、大作の金屏風やお姫さまのための物語絵巻をはじめ、大名家の女性たちが使用した繊細な装飾の鼈甲製かんざし、金蒔絵で贅沢に飾られた硯箱などを紹介し「きらめきの大名道具」の魅力にせまります。

当館所蔵の黒田資料を特別展として一挙に公開するのは、今回が初めての機会。黒田家52万石の実力を示す、幅広い分野と時代のきらめく世界をぜひお楽しみください。必見です。