専門・研究分野
アジア、日本の染織
アジアの染織をベースに展覧会をしています。なにかとなにかの「あわい」にあるもの、既成の枠におさまらないもの、ここにないもの、「定説」をみなおすこと、に心を向けたいと思います。
担当した展覧会/事業
・常設企画展「シンガポール・スタイル1850-1950: プラナカン・ファッション100年の旅 リー・コレクションとクスマ・コレクションより」福岡市美術館、2022年1月19日~3月27日
・特別展「藤田嗣治と彼が愛した布たち」福岡市美術館、2020年10月17日~12月13日
・常設企画展「サロンクバヤ|シンガポール 麗しのスタイル つながりあう世界のプラナカン・ファッション」福岡市美術館、2016年4月17日~6月12日
・特別展「更紗の時代」福岡市美術館、2014年10月11日~11月24日
・常設企画展「茶の湯交遊録 小林一三と松永安左エ門」福岡市美術館、2014年1月5日~2月16日
・Tsutsugaki Textile indigo du Japon(「筒描 日本の藍染」展)フランス国立ギメ東洋美術館、2013年7月10日~10月7日
・常設企画展「藍染の美-筒描」福岡市美術館、2011年1月5日~3月27日
・常設企画展「インドネシア・スラウェシ島の染織 聖なる布の系譜 日下部啓子コレクション」福岡市美術館、2006年11月1日~12月27日
・常設企画展「カンボジアの染織」福岡市美術館、2003年10月4日~11月7日
・常設企画展「織り・染め・縫いの宇宙 インドネシア・スマトラ島の染織」福岡市美術館、1999年1月5日~3月7日
・常設企画展「アジア現代作家シリーズⅧ モコ展」福岡市美術館、1995年3月14日~4月23日
・第4回アジア美術展特別部門「リキシャ・ペインティング バングラデシュのトラフィック・アート」福岡市美術館、1994年9月10日~10月16日
・常設企画展「アジア現代作家シリーズⅤ タン・ダ=ウ展」福岡市美術館、1991年9月10日~11月10日
・特別展「日本の美[琳派] 宗達・光琳・抱一から現代まで」福岡市美術館、1989年10月7日~11月5日
論文
・「酒井抱一旧蔵 伝・源実朝筆《日課観音図》をめぐって」『福岡市美術館研究紀要』第9号、2021年3月、pp.38-48
・「エジプトに渡ったアジュラック技法の蓮華文様インド更紗について」『福岡市美術館研究紀要』第8号、2020年3月、pp.1-15
・「藤田嗣治と筒描」『福岡市美術館研究紀要』第1号、2013年3月、pp.2-11
・「上野家旧蔵光悦書宗達絵新古今和歌集和歌扇面について―「桐下絵新古今集和歌扇面」を中心に―」『デ・アルテ』第9号、1993年3月、pp.45-61
・「木版巻子本料紙装飾における紙師宗二の役割」『デ・アルテ』第7号、1991年3月、pp.9-28
発表
・“Batik Favored by Peranakan Women: 500 Years of Pattern Transformation”, Global Costume: Kosode, Dofuku, Banyan, Kebaya and Japanse Rok 1500-1850. A dialogue of Global Circulation between Art History, Economy and Material Culture(1500年―1850年のグローバル・コスチューム:小袖、胴服、バンヤン、クバヤ、ヤポンス・ロック―グローバルな循環をめぐる、美術史、経済史、物質文化史の対話―)、糸・布・衣の循環史研究会(LCCG)、新しい世界史/グローバル・ヒストリー共同開発拠点の構築(GHC)、九州大学、福岡市美術館、2017年7月29日