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ゴジラ展―大怪獣、創造の軌跡 > 主な作品紹介

1954(昭和29)年に公開された東宝映画「ゴジラ」は、ミニチュアと合成を駆使した迫真の特撮、そして水爆実験の影響で怪獣が生まれる、という人類規模の災厄を生んだ科学技術への疑念という社会的テーマ等が結晶した、比類ない作品でした。怪獣ゴジラの魅力と相まって大ヒットとなった「ゴジラ」は、「特撮」というジャンルを日本映画に確立し、以後、昭和30年代から平成、そして21世紀に入った2004年までに、50年間で28作に及ぶ大きな足跡を日本映画史上に刻んできました。その評価は海外にも及び、米国でも「ゴジラ」の映画が制作されました。そして2016年7月29日には、国産ゴジラ映画としては12年ぶりの新作となる「シン・ゴジラ」が公開されることになっています。
今回の展覧会では、ゴジラ映画における特撮の造形、デザイン画、セット図面、記録写真等、並びにゴジラ映画をもとに生み出されたイラストや立体造形に焦点を当て、そこから日本の映画人たちの想像力・創造力・表現力について検証し、そしてゴジラという題材の持つ限りない魅力を紹介します。また、「シン・ゴジラ」関連の展示も行う予定です。

井上泰幸「ゾルゲル島海岸セットデザイン」 映画『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』 1967年

音声ガイド ナビゲーターは佐野史郎さん!

1955年、島根県出身、俳優。
『ゴジラ 2000 ミレニアム』(1999)などに出演し、自他ともに認めるゴジラフリークである。
貸出料金:600円(税込)

またの名を、怪獣王

「ゴジラスーツ」 映画『ゴジラvsデストロイア』1995年

福岡市美、最後の攻防。

井上泰幸「ゾルゲル島海岸セットデザイン」 映画『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』 1967年

福岡出身の特撮美術監督・井上泰幸のデザインワーク

井上泰幸「ゾルゲル島海岸セットデザイン」 映画『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』 1967年

映画『ゴジラ』スチール写真 1954年

すべての「ゴジラ」はここから始まった!

映画『ゴジラ』スチール写真 1954年

西川伸司「ゴジラ(胸に傷跡)デザイン」 映画『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』2003年

進化、変貌する2000年代のゴジラデザイン

西川伸司「ゴジラ(胸に傷跡)デザイン」
映画『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』2003年

3式機龍=対ゴジラの切り札!

「メカゴジラスーツ」映画『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』2003年

「メカゴジラスーツ」
映画『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』2003年

「大プールでの撮影の様子」 映画『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』 2003年 写真:三池敏夫

三池美術監督自身による貴重なドキュメント

「大プールでの撮影の様子」
映画『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』 2003年
写真:三池敏夫

ゴジラの永遠のライバル

「キングギドラスーツ」
映画『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』
2001年

シン・ゴジラ関連作品も展示予定!

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