茶の湯交遊録 小林一三と松永安左エ門 茶の湯交遊録 小林一三と松永安左エ門 2014,1/5-2-16
 
会期中、一部展示替えを行います。
前期:1月5日(日)〜1月26日(日)
後期:1月28日(火)〜2月16日(日)
※展示が替わる作品は、出品リストでご確認ください。→PDF
会場: 福岡市美術館 古美術企画展示室・松永記念館室(常設展示室内)
交通案内はこちら
開館時間:9:30〜17:30(入館は17:00まで) 休館日:月曜日(1月13日は開館して、翌14日は休館します)
料金: 常設展示観覧料でご覧になれます。 一般200円(150円)、高大生150円(100円)、中学生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金。 ※次の手帳等をご提示の方は無料。
●療育手帳・身体障害者手帳・精神障害者保健福祉手帳(以上は介護者1名を含む) ●福岡市発行のシルバー手帳・
北九州市発行の年長者施設利用証 ●特定疾患医療受給者証・先天性血液凝固因子障害等医療受給者証・
小児慢性特定疾患医療受診券 ●鹿児島市民・熊本市民で65歳以上を確認できる公的機関発行の証明書(保険証等)
主催: 福岡市美術館・公益財団法人 阪急文化財団 逸翁美術館・NHK福岡放送局  
助成: 芸術文化振興基金
松永安左エ門
黒樂茶碗
黒樂茶碗 
銘「次郎坊」長次郎 
桃山時代 
如来形立像
如来形立像 
朝鮮 7-10世紀 
福岡市美術館蔵
 電気事業再編成を行い終戦後日本の高度経済成長を支えた耳庵・松永安左エ門(1875〜1971)。私鉄経営モデルの原型を独自に作り上げ、宝塚歌劇の創始者としても知られる逸翁・小林一三(1873〜1957)。慶應義塾の福澤門下生として出会った二人は終生の友であり、同時に、戦前から戦後にかけて活躍した大茶人である。
 「今太閤」と称された小林一三と、「電力の鬼」と畏怖された松永安左エ門。松永安左エ門は、益田鈍翁、原三溪の後継者と目され、仏教美術を取り入れた侘び茶の世界を追求した。一方小林一三は、鈍翁らの流れとは一線を画し、ヨーロッパのガラス器などを取り入れた、華やかな茶を創造した。コレクションも耳庵は江戸中期以降のものにほとんど食指を動かさなかったのに対し、逸翁は円山四条派の名品や俳画にも広がりを見せている。
 一見対照的な両者ではあるが、その所蔵品には意外な共通点も多い。また、茶人として出発しながらそれに終始せず、公に資するために晩年は美術館の建設を志し、実現に至ったという点も共通している。
 戦前から戦後にかけて日本の高度経済成長を支えつつ、茶の湯の世界に遊び、また公共に資するに至った二人の足跡を、逸翁美術館と福岡市美術館の、それぞれのコレクションの名品でたどる。
松永安左エ門と松永コレクション|小林一三と逸翁美術館
松永安左エ門は、1959年11月、
収蔵品を公開するために小田原市
の自宅敷地内に「松永記念館」を
開館した。1979年に財団は解散
し、収蔵品は同年開館の福岡市美
術館に寄贈される。以来、「松永
コレクション」として常時公開さ
れ、市民に親しまれている。
 
逸翁美術館は、小林一三の雅号
「逸翁」を冠して館名とし、逸翁
没後の1957年10月に、旧邸
「雅俗山荘」に開館した。2009
年より現在の場所に新設、移転を
果たした。逸翁遺愛の5,500件
の美術工芸品を擁する、関西屈指
の美術館である。

逸翁美術館公式サイト→
 
小林一三
重要文化財 石山切
重要文化財 石山切 
伊勢集(古筆手鑑
「谷水帖」のうち)
伝藤原公任 平安時代
逸翁美術館蔵
草花文緑ガラス小壷
草花文緑ガラス小壷
(茶器) 
イタリア 18世紀 
逸翁美術館蔵
 
重要文化財 金剛般若経開題残巻
重要文化財 金剛般若経開題残巻 
空海 平安時代 
福岡市美術館蔵
 
銅王子形水瓶
銅王子形水瓶 奈良時代
二月堂練行衆盤 鎌倉時代 
福岡市美術館蔵
 
赤絵金襴手盛盞瓶
赤絵金襴手盛盞瓶 
中国 明時代 
逸翁美術館蔵
 
松下游鯉図
松下游鯉図 
呉春 江戸時代 
逸翁美術館蔵
関連イベント
講演会「松永安左エ門 電力再編成と茶を語る〜NHKラジオ番組の音声復活」
昭和25年と昭和36年に収録された松永安左エ門の肉声が、デジタル音声で復活しました。松永自身の肉声をもとに、その生涯を振り返り、電気事業再編成や茶のこと、さらに松永と福岡の深いつながりについてお話します。
講師:岩永悦子(福岡市美術館学芸員)
日時:2014年1月11日(土)14:00〜15:30
会場:福岡市美術館 1階 講堂
定員:240名 ※参加無料、申し込み不要。
特別講演会 素顔の松永安左エ門翁〜NHKラジオの音声復活!」を2月16日に開催します。
詳細はこちら→
 
呈茶席 耳庵、逸翁を送る〜逸翁追善呈茶席
昭和32年1月25日に逸翁、小林一三が急逝したのち1月27日に耳庵は遠く離れた小田原で茶会を開きます。ひとり、逸翁を送る気持ちを秘めた茶会を偲んで、その日の茶道具の一部を展示し、呈茶席を開きます。
日時:2014年1月26日(日)10:00〜16:00
   (定員になり次第終了します)
会場:福岡市美術館 1階 教養講座室
呈茶券:500円(薄茶、菓子) 定員:先着100名
図録
戦後、電気事業再編により電力会社の民営化を行った耳庵・松永安左エ門。独自の私鉄経営を行い、宝塚歌劇の創始者としても知られる逸翁・小林一三。対照的な二人の茶の湯の世界を、逸翁美術館と福岡市美術館の、それぞれのコレクションの名品をオールカラーで収録。
定価:1,800円(税別)
サイズ:A4 
ページ数:149頁
 
図録
 
アクロス福岡、文化学び塾
松永安左エ門と小林一三 
50年の友情、逸翁追善の茶会
講師:岩永悦子
   (福岡市美術館学芸員)
日時:2014年1月25日(土)
    14:00〜15:30
会場:アクロス福岡
    2階セミナー室2
定員:70名 受講料:500円
申込・問い合わせ:092-725-9100