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福岡市美術館ブログ

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学芸課長ブログ

はじめまして

はじめまして、福岡市美術館へようこそ!

撮影:(株)エスエス上田新一郎

2階入り口に向かう広場「エスプラナード」。写っているのは、草間彌生《南瓜》。屋外作品としては、直島の《南瓜》と双子です。

4月、新しいスーツもだんだん板についてくる、今日この頃。この春から福岡で新生活を始められる皆さま、はじめまして。ようこそ、福岡市へ。福岡市美術館・館長の岩永悦子と申します。わたしも、30ウン年前に福岡に越してきました。福岡の明るく開放的なお土地柄にすっかり魅了されて、福岡愛を語る典型的福岡人になりました。

福岡は街の住みやすさ、食の楽しみで語られることが多いのですが、「アートの街」でもあります。だって、福岡市が運営しているミュージアムが3つもあるんですから(福岡アジア美術館、福岡市博物館)。さらに、県立美術館も含めれば、美術を楽しむのには事欠かない街といえます。

福岡市美術館は、大濠公園という、街の中心地にほど近い公園の中にあります。地下鉄やバスで来られるのも便利です。タクシーでいらっしゃるときは「大濠公園の美術館」と運転手さんにお伝えくださいね。(別の美術館や博物館に行っちゃう可能性がありますので。)

福岡市美術館は、市立の3つの美術館のなかでもっとも歴史がふるく、開館してから40年以上たちました。開館準備期間を含めると、約50年の間に、1万6000点の作品を収集しています。いろいろありますけども、最初にご紹介した草間彌生をはじめ、ダリ、ミロ、シャガール、ウォーホルの大作を、コレクション展示室で常時見ていただけます。

サルバドール・ダリ《ポルト・リガトの聖母》。ダリの代表作。海外貸出しNo.1。

 

写真左側がジョアン・ミロ《ゴシック聖堂でオルガン演奏を聞いている踊り子》。開館前年に購入。購入費用が新聞に出て、話題沸騰。

 

写真中央はアンディ・ウォーホル《エルヴィス》。購入の交渉中にウォーホルが逝去。それでも、無事に福岡に。

大濠公園を歩いて、コレクション展示室を楽しんで、のどが乾いたら、ホテル・ニューオータニ直営のカフェで公園の湖面をみながらゆっくり。心身ともにリフレッシュできる空間が、ここにはあります。これからも、福岡市美術館の魅力をお伝えしていきたいと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。

(館長 岩永悦子)

教育普及

自分の気持ちって何色だろう?「自分色をつくる」ワークショップ

3月14日(日)に、65歳以上限定のプログラム「いきヨウヨウ講座」を開催しました。美術館の教育プロブラムというと、こども向けやファミリーを対象にしたものを想像する方も多いかもしれませんが、当館では、幅広い層の方々に向けたプログラムを実施し、2014年からシニア向けの「いきヨウヨウ講座」を開催しています。

今回のテーマは「自分色をつくる」。自分の気持ちを表す色を、絵具で作ってみようという内容です。自分の気持ちを表現する色について考えることで、自分自身の気持ちにも改めて向き合います。コロナ禍ではありますが、15名の方がご参加くださいました。さて、どんな色が出来上がったのか、レポートします。

今回、講師に福岡教育大学教育学部准教授の加藤隆之先生をお迎えしました。当日はコロナ対策をしっかりとし、自己紹介をしてから、まずは自分色を考えるヒントをさがしにコレクション展示室へ。グループに分かれて、色が特徴的な作品を鑑賞しました。コロナ禍で、会話をしながら鑑賞出来ないのが残念でしたが、お互いの距離をとりながら、作品をよく見て、色を観察しました。

展示室から戻ると、次は自分の色を作る時間です。はじめに、加藤先生から「色」について、詳しいお話がありました。12色相環の図を見ながら、三原色について、また補色の関係にある色は混ぜると濁りやすいなど、「色」を選ぶときのポイントを教えていただきました。

次に、「自分色」の絵具の作り方です。順を追って、工程を詳しく解説する加藤先生の手元をプロジェクターで投影し、大きな画面で作業を確認しました。みなさんメモを取りながら真剣な表情で「どんな色をつくろう?」と気持ちを高めていきました。

説明を聞いて、工程を確認したら、次は色選びです。テーブルに並んださまざまな色を見て、「わー。何色にしよう!」と歓声が上がっていました。たくさんの色から好きな色を選ぶのは、年齢に関わらず楽しい瞬間です。混ぜたらどんな色になるのか想像しながら、それぞれ2色の顔料を選びました。


顔料を選んだら、次は湯煎で溶かしたアラビアガムと混ぜて、ペインティングナイフを使って練る作業です。アラビアガムの微妙な量の違いで、硬さが変わるため、はじめは思った通りに練れなくて「難しい・・・」と苦労している方もいましたが、加藤先生のアドバイスを受けながら、最後は職人のように練っていたみなさんの様子が印象的でした。黙々と作業をしながらも、自分色が見えてくると笑顔がこぼれ、スタッフも胸がはずみました。


最後はつくったばかりの「自分色」を使って、明日の自分へ手紙をかきました。思った通りの色になった方も、ちょっと想像と違った色になった方もいましたが、そうやって試行錯誤をしながら完成させるところもワークショップの楽しさの一つです。アンケートには、「色を造るという事を初めて経験しました。この年になって大変面白かった。」「私はオレンジ等が好きなのですが、出かける前に孫からエメラルドグリーンがいいな、と言われ挑戦してみました。」「自分で作った絵の具で絵を描くということが楽しかった。市販品でうまく描くということとは違った楽しさがありました。」などの嬉しいコメントがたくさんあり、みなさんが初めての経験をしたり、挑戦をしたりしながら、美術館でのワークショップを楽しんでくださったことを実感しました。

完成した手紙は、翌日美術館のスタッフが投函しました。「自分宛の便りが届くのが楽しみです」とおっしゃってくださった方も多く、昨日の自分から届いた「自分色」に、皆さんが心を弾ませてくださるように願いながら投函しました。コロナ禍もあり、明日が待ち遠しいって素敵だな、とつくづく思いました。持ち帰った自分色で、ぜひ未来の自分にもまた手紙を書いて欲しいなと思います。

次回のいきヨウヨウ講座は2021年6月、版画をテーマに開催します。対象は65歳以上の方です。美術館で心をいきいきさせましょう!みなさんのご応募をお待ちしております

※プログラム詳細は、当館ホームページをご覧ください。

 

(学芸員 教育普及担当 﨑田明香)

 

学芸課長ブログ

桜咲きました!お花見@福岡市美術館

あったかい陽ざし、やわらかい風。
福岡で桜が満開を迎えてから、お花見日和が続いていますね。外に出て、まぶしい陽の光に目を細めつつあたりを見回せば、お出かけを楽しまれている親子連れやお友達同士の笑顔に、気持ちがほぐれていきます。

そうこうするうちにソメイヨシノは終わっちゃうかな?とご心配かもしれませんが、そんな場合は福岡市美術館のコレクションでお天気をきにせず、お花見はいかがでしょう。

さあ、まずは1階の古美術のコレクション展示室から。
桜といえば、野々村仁清の、重要文化財《色絵吉野山図茶壷》。当館が誇る日本の宝です。

桜の名所である奈良の吉野山の桜が壺の表を彩っています。

意外な見所は裏側。表側はまだ五分咲きていどですが、裏に回ると満開です。

ぜひ、壺の周りをぐるりと一周してみてください。

では、2階のコレクション展示室に参りましょう。髙島野十郎《寧楽の春》です。

久留米市美術館でも展覧会が開催されている髙島野十郎の作品。まるで五重塔が桜の衣装をまとったかのよう。うっすら、もやが掛かったような春の大気がよく表されています。

そして、桜といえば、これ。インカ・ショニバレCBEの《桜を放つ女性》。

力強く、咲き誇る桜。満開です。

さらに、3月30日(火)~5月9日(日)まで、冨田溪仙展で《御室の桜》が展示されます。

冨田溪仙《御室の桜》(部分) 1933年

桜をモチーフにした当館の名品が、一時期にこれだけそろうことはなかなかありません。特に《御室の桜》は大作で、この時空にはまってしまうとなかなか出てこれないほど。ぜひ、別世界のお花見を。

(運営部長 岩永悦子)

追伸

キッズスペース「森のたね」にも桜が咲いています!スペース自体はコロナの影響でまだ解放できていないのですが、授乳室はお使いいただけます。はやくキッズスペースが使えるようになりますように!

 

 

 

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