2021年3月13日 14:03
創業100年を超える博多人形工房の中村人形様が制作・監修をした、大人から子供まで気軽に人形の絵付け体験が楽しめる素焼きの博多人形『マスターロード』に新しく、レオナールフジタ《仰臥裸婦》をモチーフにした『フジタの猫』と、電力の鬼との異名を持つ松永安左エ門のコレクションより《地獄草紙断簡・勘当の鬼》をモチーフにした、『地獄草紙の鬼』の2種類が12月より発売中です。製作者である中村弘峰様のSNSで紹介して頂いた翌日にはどちらも完売してしまう程の人気商品です。
オーソドックスに水彩絵の具で塗るもの楽しいですが、お勧めの画材は色鉛筆です。何度も研ぐ必要があり少し大変ですが、はみ出したりせずに塗りたい箇所だけ塗る事が出来るので、初心者の方には特にお勧めです。私は《勘当の鬼》を水彩色の色鉛筆で、赤オニさん風に塗ってみました。目元などの細かい部分は、色鉛筆を何度も研いで極細にして塗り、それでも芯が届かない箇所は、奈良筆で有名な『あかしや』のカラー筆ペン『彩』で重ね塗りをしています。こちらは筆職人が一本ずつ手造りで穂先を仕上げている為、非常に塗りやすく、絵手紙や水彩画にも描く際にもお勧めです。ミュージアムショップでは勿論、文具店様でも購入できます。
赤オニさんの次は《フジタの猫》を、4月29日(木)~7月18日(日)に開催される『高畑勲展』に合わせて、高畑勲さんが監修された大阪を舞台にした某アニメに登場するキャラクター、『月の輪の〇蔵』こと『小〇』と、首に赤いスカーフを巻いた『アン〇ニオJr.』をモチーフに塗ってみました。こちらはそれぞれ水彩色と油彩色の色鉛筆で塗っています。
私のように絵心が全くない素人が塗った見本だけでは心もとなかったので、絵が得意な上司に無理やりお願いをして塗ってもらいました。こちらはオーソドックスに水彩絵の具を使用しています。プライスカードを付けていたら、普通に売れていきそう…。
皆様も鬼にオシャレなスーツを着せてみたり、ご自宅で飼われている猫と同じ模様を描いたり、思い思いの色で自由に彩色し、オリジナルの博多人形を作ってみましょう。今回、ご紹介した『フジタの猫』と『地獄草紙の鬼』以外にも、福岡市美術館の所蔵品をモチーフにした、『うさぎ』・『鳳凰』・『若君』・『姫君』も好評発売中です。
・マスターロード フジタの猫 1,760円(税込)
・マスターロード 地獄草紙の鬼 1,980円(税込)
・マスターロード うさぎ 1,760円(税込)
・マスターロード 鳳凰 1,760円(税込)
・マスターロード 若君 2,200円(税込)
・マスターロード 姫君 2,200円(税込)