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スペシャルソフトクリーム“Wind大濠” 開発のうらばなし!

福岡市美術館のアプローチ広場に設置されたインカ・ショニバレCBE《ウィンド・スカルプチャー(SG)Ⅱ》をモチーフとしたカフェの新商品スペシャルソフトクリーム“Wind大濠”。今年4月から試行錯誤を繰り返し、3カ月の期間を要して完成しました。開発のうらばなしを少しご紹介します。

実際の作品は完成まで見ることが出来ず、コンピューターグラフィックスによるイメージを参考に製作を始めました。ホテルニューオータニ博多内でまずどの商品で制作するかを検討した結果、商品の中で作品の形に最も近いイメージのソフトクリームをベースとして製作することで決定しました。

インカ・ショニバレ CBE《ウィンド・スカルプチャー(SG)II》設置イメージ

①作品の色彩をどう表現するかが最も考慮したポイント!
鮮やかで大胆な「アフリカンプリント」をイメージするために既製品のチョコレートやトッピングの砂糖菓子などで再現することをまず考えましたが、イメージ通りの色彩とはほど遠く、ホテルで製造することに。チョコレート用の食用色素を使用し微調整を重ねることで色彩の表現にいたりました。試作段階で細かいドットやラインなどの表現にもこだわろうとなり、作品を色彩表現するべく試行錯誤を重ねました。

色鮮やかなチョコレート

チョコレート用の食用色素で細かいラインやドットを表現


②作品の形状や動きをどう表現するかという部分に苦戦!!

素材としてチョコレートを使用することは決めたものの独特の形状や動きの再現は極めて困難・・・。結果、俯瞰的に見たときの全体の印象を第一に考えることにしました。ランダムにカットした4パターンのチョコレートを不規則かつナチュラルに配置することで、作品のイメージに見立てました。

色鮮やかなチョコレートシート

③実際に食べる際の状況の想定!!!
厳選した2種類のチョコレートを使用。味の面では問題はありませんでしたが厚さの見極めに最も気を遣いました。厚ければチョコレートが最後まで口に残ってしまいますし、また薄すぎると製作中に溶けてしまいます。ベストな厚さを探し何度も試作を重ねました。

ベストな厚さを探しチョコレートを伸ばす様子

ベストな厚さのチョコレート

このような試行錯誤を繰り返し完成したスペシャルソフトクリーム。美術館にお越しの際は、インカ・ショニバレCBE《ウィンド・スカルプチャー(SG)Ⅱ》をバックに鮮やかで大胆な「アフリカンプリント」をイメージするスペシャルソフトクリーム“Wind大濠”を是非お楽しみください。

スペシャルソフトクリーム“Wind大濠”

■カフェアクアム(福岡市美術館1階)
営業時間を当面の間、下記のとおりに変更しております。
火~木曜日:午前11時~午後5時30分
金曜日:午前11時~午後8時
土曜日:午前9時30分~午後8時
日曜日・祝日:午前9時30分~午後5時30分

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