2019年1月30日 10:01
2019 年 3 月 21 日(木・祝)のリニューアルオープンにあわせて、ミュージアムショップも生まれ変わります。新しくできた大濠公園側のアプローチから入ってすぐにあるので、ますます気軽に立ち寄っていただけるはずです。
開館に向けて、現在はオリジナルグッズを続々制作中!その様子を少しだけご紹介します。
高取焼は江戸時代から黒田藩の御用窯として全国に知られ、当館古美術コレクションの中でも人気を誇ります。髙取焼宗家十三代・髙取八山氏らによって現代までそのわざが受け継がれています。今回制作する“写し”は工業的に作るグッズではなく、髙取八山氏の手で、古美術の名品の美しさを伝統のわざで現代によみがえらせる試みなのです。
髙取八山氏には、“写し”を作るに当たり、当館所蔵の高取焼にじっくり向き合っていただきました。写真は制作作品選定の様子なのですが、慎重に作品を手に取り、質感や茶碗の厚み、釉薬の具合などを確かめておられます。緊張感が伝わってきますね!完成して店頭に並ぶ日が楽しみです!
※ウェブサイトのリニューアルに伴い、所蔵品検索システムがウェブ上でもご利用いただけるようになりました。こんな風に「高取」と入力して検索すれば、様々な高取焼の所蔵品情報を見ることができます。
現在「はかた伝統工芸館」などで販売中の人気商品「福かぶり猫」はご存知でしょうか?「袋をかぶる(=福をかぶる)」に「ふくおかぶる」を掛け合わせた、福岡ならではの縁起のいい招き猫です。箱や袋が大好きですぐに飛びついて潜り込んでしまう猫の姿を博多人形で再現しているそうです。猫派でなくとも目が離せなくなってしまう可愛さですよね!そんな「福かぶり猫」が、当館所蔵品にちなんだオリジナルデザインで登場する予定です。一体どんな柄になるか楽しみにお待ちくださいね。
展覧会を見ているうちに自分も何か作りたくなってしまうことはありませんか?人形師 中村信喬(しんきょう)氏・弘峰(ひろみね)氏による陶の素焼き生地による絵付人形「MASTER ROAD SERIES-彩色の道」(仮)は、そんな方にピッタリのグッズかもしれません。購入された方が自由に色付けできるのですが、絵の具以外にも色鉛筆などでも塗れる素材なので、気軽に絵付けが体験できます。写真はうさぎの原型ですが、動物から人物まで絵付の難易度に応じたラインナップが展開されます。彩色の道を極めてみてはいかがでしょう?
そしてそして、人気所蔵品の〈コブウシ土偶〉がモチーフになったグッズも。フォルムや模様はもちろん、ツノの角度、立ち姿など何度も試作を繰り返して、グッズとして愛されるものになるよう試行錯誤をしているのです。写真は試作の途中段階のものですが、その愛らしい姿に笑みを浮かべてしまうこと間違いなし!完成をお楽しみに!