©ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2017
C1306

雄鳥
1924年(鋳造1981年)

コンスタンティン・ブランクーシ
(1876/ルーマニア-1957/フランス)
ブロンズ 91.5×10.4×39.2cm
 闇の終りをつげる雄鳥が黄金色の朝陽を浴びて天空を見上げています。太陽のシンボルとして、農耕文明にみられる宇宙時計として、過去から現在へ、さらには未来へと無限に続く時間と果てしない空間に立ち向かっています。その時間と空間を超えようとさえしています。この生命力あふれる雄鳥は抽象化され、その形態は単純化されて純粋な一個の塊となって、置かれた空間に融合しています。そこには聖なる宇宙的調和が生まれているのです。この彫刻の作者はルーマニアの農家に生まれ、幼年時代は家畜の番をしながら民芸に親しんでいました。後にパリにでて、ロダンに認められ、世界的な彫刻家となりました。現代の彫刻に強い影響を与えています。

主な所蔵品リストへ戻る