©ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2017
C1306

もがく
1961年

ジャン・デュビュッフェ
(1901/フランス-1985/フランス)
油彩・イゾレル(ハード・ボード) 54.8×45.5cm
 抽象絵画の一傾向、アンフォルメルの先駆者の一人とされるフランスの画家デュビュッフェは、子供や知的障害者などの作品に真の人間性を見い出し、「アール・ブリュット(生の芸術)」と呼んで評価しました。落書きのような素朴さを湛えた本作品は、一人の人間像を、うごめくような絵具の厚塗りにより重厚にかつカラフルに描き出しています。絵具の物質感は画面全体にエネルギーをみなぎらせ、素朴さの中に人間の生命力を感じさせます。人間の根源的な創造性に可能性を求めたデュビュッフェの芸術哲学をかいま見せる作品です。

主な所蔵品リストへ戻る