作品2
1964年

斎藤義重(1904/東京-2001/神奈川)
油彩・合板レリーフ 182.0×121.4cm
 斎藤義重が若いころ、戦前の二科展にレリーフ的な作品を出品し、絵画にも彫刻にも扱ってもらえず持ち帰った話は興味深い。この「作品2」も平面作品ですが、白く塗られた下層と赤く塗られた上層の二層からなる合板レリーフ作品です。また斎藤義重の芸術はしばしば「反絵画」と称されることがあります。もちろん反の意味は単なるアンチではありません。あえて例えるなら「汎絵画」であり「範絵画」とも言えるでしょう。彼は絵画を絵画たらしめる原質(物)そのものの構造を根源的に構築しようとします。見事な「抒物詩」です。

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