斑釉透文手付台鉢

高取焼(内ヶ磯窯)
江戸時代 17世紀
最大径26.1cm 高さ20.0cm


 木瓜形(もっこうなり)に変形させた胴の立ち上がり面に、九曜文や笹文、丸・三角、瓢箪などの文様を透しで表わした手付き台鉢です。底には末広がりのやや丈高い高台を取り付け、口縁にはとっ手を渡していて、ゆがみを含んだ複雑で装飾的な造作が、豪快で華やいだ印象をあたえます。釉薬は藁灰釉を全体にたっぷりと隈なく掛けた均一な焼き上がりを見せていますが、藁灰釉特有の淡い黄褐色の窯変が所々に生じて味わい深い趣きを醸し出しています。器の内外の表面にはおだやかなロクロ目が立ち、また器の大きさに比べて薄手に成形されているため、焼き歪みが見受けられるものの、それが却って変化に富んだダイナミックな造型と温雅な趣を一層顕著なものにしています。もとは萩焼と考えられていたタイプの器ですが、窯跡からの出土資料に基づき現在では初期の高取焼の製品と判明しています。茶入や水指で世に知られる高取焼ですが、懐石の器にもこのような洗練された趣の深い器が少なくありません。

 
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病草紙断簡・肥満の女
泰西風俗図屏風
黒楽茶碗 銘「次郎坊」
寺院鳥獣文様緯絣壁掛
胡猟図
寿老図
如来形立像
牛形
壺形土器
猿投灰釉壺
弥勒菩薩半跏像
刷毛目瓜文向付
色絵花鳥文瓢形瓶
斑釉透文手付台鉢
波文螺鈿鞍
金銀鍍透彫華籠
芦屋香炉釜
古林清茂墨蹟
三十六歌仙画冊