歴史する！ Doing history!

1979年の開館以降、福岡市美術館がはじめて迎える休館、改修工事というタイミング。このとき何をすべきか、しないのか。あるいは休館前だからこそできることはないのだろうか。このような発想のもと企画した本展では、2016年夏現在の美術館の姿、役割を見つめ、そしてそこから過去と現在を考える機会とした。美術館の歴史、現在、未来をキーワードに、福岡とさまざまに関わり持ってきたアーティスト6名に新作を依頼。40年の時を抱え込む建築空間、記録写真や資料、関わってきた人と今ここを行き交う人たちの声など、当館の歴史をきざむモノ・者たちが語り出す展覧会となった。本展覧会タイトルは、歴史学者・保苅実（1971-2004）の著作から借用している。