休館日本日休館日

メニューを閉じる
ホーム > 展覧会 > 物・語 -近代日本の静物画-
物・語 -近代日本の静物画-
特別展

物・語 -近代日本の静物画-

会期 2016年5月14日(土)〜7月3日(日)

優れた静物画においては「物」が「語る」。「第1章 歌うしゃれこうべ」「第2章 輝くりんご」「第3章 取れた把手」の構成を取り、前2章で明治期以降の日本における静物画の歩みをたどり、第3章で表現の意味を掘り下げ、近代日本における静物画の意義を探った。45人の作家による作品と資料、合計99点を展示した。
明治期の画家達は「死せる自然」を描く新画題として静物画を手がけ、実物を克明に描き出す技術に基づいて新旧の価値観のせめぎあいを表現した。明治末期以降、高村光太郎による論文「静物画の新意義」が予告したように、自己表現の名の下で作品は多様化した。大正期に岸田劉生が行った、静物画に手を描き入れるという表現は、急展開を遂げた静物画及び日本の近代絵画のあり方を問う試みであり、戦後に続く絵画史に関連づけることができる。
会場では、57点の作品について関係者の許可の基に撮影を許可した。

名称

物・語 -近代日本の静物画-

会期 2016年5月14日(土)〜7月3日(日)
会場 特別展示室A
主催者 福岡市美術館、西日本新聞社、TVQ九州放送
後援 福岡市教育委員会、(公財)福岡市文化芸術振興財団、ジェイコム九州
助成 公益財団法人花王芸術・科学財団
作品リスト monogatari-list-A3.pdf (287 KB)