開館時間9:30~17:30(入館は17:00まで)

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カルン・タカール・コレクション  インド更紗 世界をめぐる物語(3)
特別展

カルン・タカール・コレクション
インド更紗 世界をめぐる物語

会期 2026年10月17日(土)〜12月20日(日)
観覧料 一般1,700円(1,600円)、高大生1,100円(1,000円)、中学生以下無料
※( )内は前売り、20名以上の団体料金

※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、デジタル障害者手帳「ミライロID」の提示者とその介護者1名、および特定医療費(指定難病)受給者証、特定疾患医療受給者証、先天性血液凝固因子障害等医療受給者証、小児慢性特定疾病医療受給者証の提示者は観覧無料

茜や藍などの染料と、媒染剤や防染剤を用いて、木綿という染色の難しい素材に堅牢な染めを施す技術は数千年の昔にインドで生まれました。鮮やかな色彩で大胆かつ精緻な文様が染め上げられた木綿布は、日本では「更紗」、英語では「チンツ」と呼ばれ、世界を席巻しました。本展では、インド更紗が世界的な商品となって数百年という時の流れで変化していく姿を、ロンドン在住のカルン・タカール氏のコレクションの名品でたどります。インド更紗がヨーロッパ、東南アジア、そして日本へともたらされることで、世界の人々が美意識を共有し、さらに各地で創造性を発揮していくさまを、本展に出品される更紗の数々でご堪能ください。

コレクターのカルン・タカール氏について
1960年生まれのカルン・タカール(Karun Thakar)氏は、幼少期にインドのデリーで母親が経営していた仕立屋を手伝いながら、さまざまな布から精緻な衣装が作られるのを身近に見て育ちました。1974年に家族で英国へ移住した後も布や工芸への興味は尽きることなく、1982年からアジアとアフリカの民芸品や染織品の収集を始めます。2021年にはロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館と協働で、アジア・アフリカのテキスタイルと服飾の研究を助成するカルン・タカール基金を設立しました。
「私はこのコレクションの束の間の守り人にすぎません」と語るタカール氏は、自身のコレクションを博物館に寄贈したり貸し出したりと、人々と共有することをとても大切にしています。

カルン・タカール氏からのメッセージ
幼い頃から日本に興味があった私は、30年前に日本の染織品を集め始めました。そして、日本の文化的、視覚的、芸術的、美的観念に夢中になりました。その一端は2015年に出版された書籍『銘仙着物:カルン・タカール・コレクション』(*1)と、2023年のロンドンでの展覧会「日本のリサイクル美学」(*2)で公開されています。
インド更紗は日本において何世代にもわたって愛され、珍重されてきました。更紗にどれほどの敬意が払われてきたかを示す記録や文献は、1600年代初頭にまでさかのぼります。この舶来の布は、茶道具の仕覆(しふく)をはじめ、風呂敷や煙草入れ、さらには掛け軸の表装や畳縁にも用いられ、日本の伝統に深く根ざしています。ごく小さな端切れでさえ、見本帖に貼られて大切に保存されてきたのです。
おそらく更紗は世界初のグローバル・プロダクトとも言えるでしょう。貿易の発展によってインドの職人たちは地域ごとに洗練されたデザインを制作することとなり、そうして生み出された染織品は、世界のデザインと感性の歴史に重要な役割を果たしました。
私が長年にわたってヨーロッパだけでなく日本、インドネシア、スリランカ、タイで収集してきた14世紀から19世紀にかけての染織コレクションは、これまで英国や米国の美術館で展示されてきました。
このたび日本のみなさまにご覧いただけることをたいへん光栄に思います。

*1 Meisen Kimono: The Karun Thakar Collection (Arnoldsche)
*2 “Japanese Aesthetics of Recycling” (Brunei Gallery, SOAS)

本展の図録について
本展の図録は、当館ミュージアムショップにて販売予定です。

世界屈指のコレクター、カルン・タカール氏のコレクションを日本で初めて紹介する展覧会「カルン・タカール・コレクション インド更紗 世界をめぐる物語」の公式図録。図版約80点を収録し、古今東西の人々を魅了してやまないインド更紗の奥深い魅力を紹介する作品集。
仕様:B5変型、168ページ、3,500円(税込)

【画像】
左上:
《白地人物草花文様更紗儀礼用布》17-18世紀 Karun Thakar Collection,London. Photo by Desmond Brambley
下 左から:
《白地立木形花樹文様 更紗掛布(パランポア)》 1740-50年頃 Karun Thakar Collection, London. Photo by Desmond Brambley
《ラーフ神文様更紗上衣(サー・セナクッ)》18世紀後半 
Karun Thakar Collection, London. Photo by Desmond Brambley
《ラーフ神文様更紗上衣(サー・セナクッ)》18世紀後半 Karun Thakar Collection, London. Photo by Desmond Brambley
《草花文様更紗ベッドセット》18世紀 Karun Thakar Collection, London. Photo by Desmond Brambley
カルン・タカール氏 Photo by Desmond Brambley

 

 

 

《白地立木形花樹文様 更紗掛布(パランポア)》 1740-50年頃 Karun Thakar Collection, London. Photo by Desmond Brambley

《白地立木形花樹文様 更紗掛布(パランポア)》 1740-50年頃 Karun Thakar Collection, London. Photo by Desmond Brambley

《ラーフ神文様更紗上衣(サー・セナクッ)》18世紀後半
Karun Thakar Collection, London. Photo by Desmond Brambley

《ラーフ神文様更紗上衣(サー・セナクッ)》18世紀後半 Karun Thakar Collection, London. Photo by Desmond Brambley

《草花文様更紗ベッドセット》18世紀
Karun Thakar Collection, London. Photo by Desmond Brambley

《草花文様更紗ベッドセット》18世紀 Karun Thakar Collection, London. Photo by Desmond Brambley

カルン・タカール氏
Photo by Desmond Brambley

カルン・タカール氏 Photo by Desmond Brambley

名称

カルン・タカール・コレクション
インド更紗 世界をめぐる物語

会期 2026年10月17日(土)〜12月20日(日)
開館時間 午前9時30分~午後5時30分
10月の金・土曜日は午前9時30分~午後8時
※入館は閉館の30分前まで。
休館日 月曜日
※ただし、 10月19日(月)、11月23日(月・祝)は開館し、10月20日(火)、10月21日(水)、11月24日(火)は休館

会場 2階 特別展示室
観覧料 一般1,700円(1,600円)、高大生1,100円(1,000円)、中学生以下無料
※( )内は前売り、20名以上の団体料金

※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、デジタル障害者手帳「ミライロID」の提示者とその介護者1名、および特定医療費(指定難病)受給者証、特定疾患医療受給者証、先天性血液凝固因子障害等医療受給者証、小児慢性特定疾病医療受給者証の提示者は観覧無料

チケット取扱

ミュージアムショップ、ARTNEチケットオンラインにて9月3日(木)より販売予定

主催 「カルン・タカール・コレクション インド更紗 世界をめぐる物語」実行委員会(福岡市美術館、西日本新聞社、西日本イベントサービス)
後援 ブリティッシュ・カウンシル
応援 インド大使館
協力 日本航空
企画協力 株式会社ブレーントラスト
監修 岩永悦子(福岡アジア美術館館長)