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色絵吉野山図茶壺

重要文化財

色絵吉野山図茶壺

江戸時代 17世紀 陶器
高さ35.7 cm、胴径31.8 cm、底径12.9 cm
松永コレクション

野々村仁清

日本一の桜の名所といえば、奈良の吉野山。その満開の絶景が、張りのある端正な器形の表面に見事に描き上げられた、仁清の色絵茶壺の名品です。
正面にはなだらかな稜線の山々、その下方に大きく強調された群れ咲く桜花が表わされています。緑、黄、赤、青、紫、さらに金と銀まで用いる華やかさ。銀の酸化によって一部の桜花は黒色を呈しています。桜花は、そこから背面にかけての全体に、次第に山々をぎっしりと埋め尽くすように広がっており、その展開はまるで、春を迎えた吉野の桜が満開にいたるまでの時の流れを見るかのようです。
仁清作の茶壺の中では大振りですが、手に取るとすこぶる軽く感じられ、仁清の轆轤(ろくろ)技術の高さがうかがえます。そうした瀟洒(しょうしゃ)な作りとは対照的に、裾まわりには粗放な篦(へら)削りの線が巡らされています。これは下地の白釉が焼成時に流れ落ちるのを止めるための策なのか、あるいは出来ばえに変化や深みを与えるための作為であるのかは判然としません。
本器は、かつて仁清の色絵茶壺を数多く所有していた四国の丸亀藩京極家に伝来したもので、享保19(1734)年の『御印御数寄道具帳』に記される「芳野模様御壺」なる二口の内の一つと推定されます。

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