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渓流

渓流

1910年 油彩・画布
119.0cm×149.0cm

吉田博

1876|福岡〜1950|東京

旧久留米藩士上田束秀之の次男として生まれた博は、進学先の中学修猷館の図画教師・吉田嘉三郎に画才を見込まれ、彼の養子となり、吉田姓を名乗りました。1894年より東京の不同舎に入門。優れた描写力を発揮して同門の注目を集め、20代で二度渡航した米国においても、その画才は多くの現地のコレクターを魅了しました。
渡航前より明治美術会の会員であった博は、台頭するフランス帰りの黒田清輝ら新派に対抗心をあらわにし、旧派とされた明治美術会を改革して太平洋画会と改称、自らのその先頭に立ち、日本画壇の発展に寄与しました。
本作は、博が得意とした山岳風景画の中でも最大級のもので、彼自身が審査員も務めた第4回文展(1910年)に出品され好評を得ました。山間をほとばしる水流とその水面に映る木々の緑がみずみずしく、水彩画で培った描写力が遺憾なく発揮されており、初期油彩画の代表作と見なされています。1920年代中頃から本格的に制作し始めた山岳風景やアジア各国の風景を描いた優れた木版画が、国内外で評価され、吉田博と言えばこうした版画を連想する人も多いかも知れません。しかし後年まで衰えることのなかった描写力の原点は、30代で描いたこの大作にこそみなぎっています。

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