インカ・ショニバレCBE
ウィンド・スカルプチャー(SG)II
2021年
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© Fondation Foujita / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2023 G3166
1931年 油彩・画布
96.9cm×162.2cm
1886|東京〜1968|スイス
1913年に渡仏した藤田嗣治は、独自の表現を追い求めるなかで、1920年代に乳白色の下地と細い描線による裸婦像を確立し、パリで高い評価を得て人気画家となりました。その特徴といえる、光沢あるなめらかな絵肌、身体の輪郭をなぞるように流れるしなやかな線描、背景や布のしわに適切に用いられる陰影は、本作にも顕著に見られます。
本作で描かれているのは、上半身をのけぞらせ、身体の前面をさらけだすかのように伸びをし、白いシーツに横たわる裸婦です。その相貌から、当時の夫人マドレーヌがモデルだと思われます。足を交差させ、黄金色の長い髪を下に垂らし、左腕を床におろすポーズは、スイスの画家ヘンリ・フューズリの《夢魔》(1781年)から引用されています。しかしながら、悪夢に襲われる女性をエロティックに表したフューズリの作品と比べると、本作の画面は、藤田特有のやわらかな乳白色に覆われており、女性の安らかな表情は、気ままにくつろいでいると形容するほうが相応しいと言えるでしょう。目をつぶり、無防備なモデルの代わりに、足元に座る猫が、部屋の見張り番のようにこちらをじっと見つめています。
2021年
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