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花籠図

重要文化財

花籠図

江戸時代 18世紀 紙本着色・掛幅装
112.5cm×49.2cm
松永コレクション

尾形乾山

1663〜1743

墨線で描かれた3つの籠には、それぞれ秋の草花が入れられています。ススキ、菊、女郎花、桔梗と配される様は実に色鮮やか。いずれも白い露をたたえており、みずみずしい生命力も感じさせます。
その一方、あたりにはうっすらと暗い霞が立ちこめ、淋しげな雰囲気が漂います。少し風も吹いているのでしょう、草花はしなり、桔梗にいたっては画面の外へと出ていってしまいそうです。上部の賛文がやや傾いてしまっているのも、この風のせいかもしれません。
賛にある「花といへば千種ながらにあだならぬ色香にうつる野辺の露かな」という三条西実隆(さんじょうにしさねたか)の和歌ともあいまって、華やかながらも儚い秋の情趣を伝えています。
本図を描いたのは江戸時代に活躍した尾形乾山(1663~1743)。琳派の大成者として知られる尾形光琳(1658~1716)の弟です。京都の呉服商の息子であった乾山は、高名な僧侶や公家たちと交流しながら陶磁器や絵画に腕を振るいました。本図は江戸へ移住した後の晩年の作品ですが、京都で育まれた洗練された美意識が遺憾なく発揮されています。

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