インカ・ショニバレCBE
ウィンド・スカルプチャー(SG)II
2021年
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江戸時代 19世紀 紙本墨画 掛幅装
37.0cm×49.0cm
石村コレクション
1750〜1837
仙厓義梵(1750~1837)は、日本で最初の禅寺、聖福寺(福岡市博多区)の住職を務めた禅僧です。美濃(岐阜県)の出身で39歳の時に博多に来て以来、生涯この地で過ごしました。墨だけを用いてさらりと描かれた仙厓の書画は、親しみやすさの中にも処世術や人生訓が含まれており、大変な人気を博しました。
本図には大きな円が描かれ、その隣に「これくふて御茶まひれ」と添え書きがされています。「これでも食べて、お茶でも飲みなさい」ということでしょう、確かにこの円は下の方がぷっくりとふくらんでいて、美味しそうなお餅のようにも見えます。「絵に描いた餅」をあらわしたユーモアあふれる作品なのかもしれません。
ですが、この円の本当の意味を知っている人には全く別の見え方をしたはずです。というのも、円は禅僧が自らの悟りの境地を示すために描くものだからです。悟りの象徴をお茶菓子のように軽く扱ってしまう仙厓の豪快さに驚かされますが、受け取った方はどきりとさせられたに違いありません。禅の知識がある人ほど笑えなくなってしまうのです。
見る人の立場や知識に応じて様々な解釈が用意されている、まるで禅の教えのような仙厓画の魅力が詰まった作品です。
2021年
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