2020年1月31日 10:01
2020年1月28日(火)より開催中の『大浮世絵展』に合わせて、ミュージアムショップでは歌川国芳、歌川広重が描いた可愛らしい浮世絵の猫グッズを販売中です。特に歌川国芳は猫好きで有名で、いつも猫に囲まれた生活をしており、猫に戒名を与えた逸話まで残っているそうです。
歌川国芳《猫飼好五十三疋(みょうかいこうごじゅうさんひき)》は、東海道五十三次に登場する宿場町を、猫を使った語呂合わせで描いた戯画です。猫と一緒にその土地の名産品も描かれており、眺めていると可愛い猫と一緒に旅をしている気分になります。猫に注目して集めた書籍も人気です。
・めでる国芳ブック ねこ 金子信久著 1,980円(税込)
・ねこと国芳 金子信久著 2,420円(税込)
・三つ折りクリアファイル 330円(税込)
・シール 330円(税込)
歌川広重《浮世画譜(うきよえふ)》は、東海道五十三次・江戸名所百景の名作を描いた歌川広重のスケッチ画集です。袋を被ったり、毛繕いをしたり、毛を逆立て怒ったり?表情豊かな可愛い猫がたくさん出てきます。
・シール 330円(税込)
・三つ折りクリアファイル 330円(税込)
・A4クリアファイル 330円(税込)
・ダイカットポストカード 385円(税込)
猫グッズ以外にも、木版画浮世絵を販売中です。江戸時代と変わらぬ技術・技法を継ぐ絵師・彫師・摺師の三人の職人が、分業制で作り上げる総合芸術で、完成までに多い時には30十回以上も色を擦り重ねます。200年前の江戸で流行した浮世絵木版画の数々を当時と同じ姿でお楽しみ下さい。
・歌川広重 東海道五十三次 13,200円(税込)
(日本橋浅之景・箱根湖水図・庄野白雨・土山春野雨)
・歌川広重 江戸名所百景 14,300円(税込)
(日本橋雪晴・亀戸梅屋敷・水道橋駿河台・大はしあたけの夕立)
・葛飾北斎 富嶽三十六景 13,200円(税込)
(凱風快晴・神奈川沖浪裏・甲州石班沢・山下白雨・深川万年橋下・相州梅沢左)
今回、ブログで紹介しきれなかった浮世絵関連商品、書籍も多数販売中ですので、福岡市美術館にお越しの際には、是非、一階ミュージアムショップにお立ち寄り下さい。
2020年1月15日 15:01
2階特別展示室で開催中の「不思議の国のアリス展」はいよいよ1月19日(日)までとなりました。
『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』の二つの物語を軸に、美術、映画、舞台、写真、ファッションなど、さまざまな分野に影響を与え、また国内外のアーティストの創作意欲を刺激し続けるアリスの魅力を、日本初公開となる貴重な資料や、現在活躍するアーティストが手掛けた作品など、約200点とともに紹介しています。アーサー・ラッカム、エリック・カール、ヤン・シュヴァンクマイエル、サルバドール・ダリ、マリー・ローランサン、草間彌生、清川あさみ、山本容子など多彩なジャンルの作家たちによる作品を展示しています。
また、関連展示として、西塚emのイラストを元に、等身大で立体化した作品《キノコの庭で アリス人形》を展示しています。「不思議の国のアリス展」福岡巡回にちなみ、福岡県在住の造形作家、角孝政さんにご協力いただきました。
《キノコの庭で アリス人形》
会期残りわずかですので、お見逃しなく!また、「不思議の国のアリス展」出口向かいにある近現代美術室Aでは、サルバドール・ダリ、草間彌生の当館コレクション作品もご覧いただけます。あわせて是非お楽しみください!
2020年1月10日 15:01
どーも。館長の中山です。新年あけましておめでとうございます。コトヨロです。
年末にうれしいゲストをお迎えしたのでご報告します。輸入雑貨商の井之頭五郎さんです。だれ?そのひと、という方もなかにはおられるでしょうが、わたしにとっては有名人なんです。というか、ご存じの方はとても多いと思います。
五郎さんは「孤独のグルメ」という人気TVドラマ(同名の漫画が原作)の主人公で、俳優の松重豊さんが演じていらっしゃる人物。なにしろ、こんなにおいしそうに食事をする人をほかに知りません。五郎さんは独身ですが、あんなにおいしそうに食べられると、食事を作った奥さんがいれば、それだけでとても幸せになれると確信するくらいのレベルです。それが井之頭五郎さんです。
どうして五郎さんが当館に来たかというと、「孤独のグルメ2019大晦日スペシャル~緊急指令!成田~福岡~釜山 弾丸出張編!」というやや長いタイトルの番組ロケで当館を使っていただいたからです。大濠公園から美術館に入ってこられるシーンや、私がいる部屋のすぐそばの廊下でのドラマシーンなど、半日をかけての撮影でした。ゲスト出演された宇梶剛士さんの大声(もちろん演技されてる)が聞こえてくるし、気になって気になって。仕事はちゃんとしましたけど。
撮影後、幸運にもご挨拶することができましたし、色紙にサインもしていただきました。五郎さんは見上げるほど背が高かったです。190センチくらいあるでしょうね。いま「松重さん」ではなく「五郎さん」と書いてしまいましたが、スタッフさんたちもみな「松重さん」ではなく「五郎さん」と呼ばれているし、お会いした感じも、今日は一日五郎さんなのかなと思いました。普段の松重さんを知っているわけではありませんが。
というわけで大晦日の夜は楽しませていただきました。本編はネットで無料配信されているようですから、気になる方はチェックしてみてください。おいおい、年頭から美術に無関係の話かよって? まあたまにはこういう話題もお許しください。なにしろファンでしたので。今夜はおいしそうに夕飯を食べるぞ。
色紙のサインはもちろん松重豊さんです。