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福岡市美術館ブログ

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コレクション展 近現代美術

《桜を放つ女性》を自宅で鑑賞しませんか?

現在福岡市美術館は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため臨時休館しております(4月4日(土)から5月7日(木)まで)。《桜を放つ女性》は、インカ・ショニバレCBE氏が当館のリニューアルオープン記念展に際して制作した作品で、リニューアルオープン後最初の収蔵作品となりました。リニューアル1周年を記念して、4月19日まで無料公開を予定しておりましたが、臨時休館でやむなく終了となりました。

本作は今、2階のコレクション展示室に入ってすぐの「近現代美術室A」という場所に飾られています。普段はダリやミロを展示している「コレクション・ハイライト」の会場なのですが、この期間は広い空間に《桜を放つ女性》が1点だけ飾られ、とても贅沢な展示です。落ち着いたグレーの壁面での展示は、これが見納めかもしれません…。たくさんの方に見ていただきたかったのですが、公開期間はわずか1週間でした。このまま会期終了は、あまりにももったいない‼ということで、学芸スタッフ撮影による写真を公開します。

本作は作家からの許可をいただき会場での撮影が可能でした。本当は来場者の皆さんに直接作品を見ていただきたかったところですが、ぜひモニター越しにこの無料公開をお楽しみいただければ幸いです。

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3ボタン他ドレスの細部に注目!
4館内の桜は満開です。
5隙間から覗くのは…
6桜の落とす影
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11最後に…通常は撮ることができない位置なのですが、特別初公開!

撮影:1…後藤恒/2…上野真帆/3・11…正路佐知子/4・5・6…渡抜由季/7…徳永昭夫/8…鬼本佳代子/9・10…忠あゆみ
 ©Yinka Shonibare CBE, 2019. Courtesy of James Cohan Gallery, New York

《桜を放つ女性》の魅力が伝わりましたでしょうか…?
本作は何層にも意味が込められており、作品の細部を読み解くことでさらに解釈が広がる作品です。例えば、女性の頭部の地球儀には、女性の権利獲得のために尽力した世界各国の女性たちの名前が記されています(写真11を参照)。解説もホームページからご覧いただけますので、是非!!

作品解説リーフレット
季刊誌「エスプラナード」199号

この作品は、臨時休館以降は、近現代美術室C「コレクション・ハイライト」でご覧いただける予定です。 今後変更等がございましたら、随時ホームページでご案内します。

(学芸員 近現代美術担当 忠あゆみ)

学芸課長ブログ

会えないなら、つながろう

現在福岡市美術館は、新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、5月7日(木)まで休館しております。

休館のち、開館そしてまた休館。目まぐるしいですが、今回は1か月の長期戦になりました。その間の美術館の活動ですが…。え、あなた誰って?すみません、申し遅れました。学芸課長の岩永悦子と申します。筆不精&出不精で、恥ずかしながら、ブログ初登場です。

4月1日付で、学芸課長と兼務で運営部長を拝命し、今年度から、運営部長が「館長」を務めます。「えーっ!中山館長ファンなのに、どうしてくれるの!」という皆様ご安心を。中山館長はこのたび「総館長」となられまして、いままでと変わらず大活躍されます。「館長」は実務面を受け持ちます。どうかよろしくお願いいたします。

一日も早く安全に開館できる日が来てほしいと願っておりますが、美術館に来ていただけない間にも、美術を楽しんでいただけるよう、休館中にさまざまな発信・取り組みをしていきたいと思います。新しい取り組みは、HPとSNSでお知らせしていきます。今後ともよろしくお願いいたします。

(館長 岩永悦子)

教育普及

福岡市美術館の「ぬりえ」ダウンロードしませんか?

新型コロナウィルス感染症のために、福岡市美術館も休館中です。その間、私たちが何をしているかというと・・・開館に向けての準備を粛々としています。よく考えれば年度末。新年度に向けての展示や印刷物制作、発送など意外にやることはあるんですよね。とはいえ、美術館が開いていないって寂しいものだなぁ、早くこの事態が収まらないかなぁ、と思う日々です。

さて、新型コロナウィルスのためにいろいろ予定が狂ってしまったのは、美術館だけでないですね。特に、急に休校になってしまった子どもさんたちは、おうちでどうやって過ごしているのかぁ、と思います。そこで、子どもたちのために何かできること・・・例えば、おうちでできる美術館体験はないかしら?と過去のワークショップなどなどの資料を探してみました。これは使えるかもと思ったのが、ささやかですが、福岡市美術館の「ぬりえ」です。実は、この「ぬりえ」、毎年、秋に開催する「ファミリーDAY」で使っている、当館所蔵作品をもとにした私たちの手作りのもの。一見シンプルな図案ですが、どんな色をぬるか、あなた次第で劇的に変わりますよ。兄弟姉妹で、あるいは家族でぬりくらべてみてもおもしろいと思います。もちろん、大人の方にも楽しんでいただければ、さらに嬉しいです。このページの下にPDFを置いていますので、ダウンロードして使ってみてください。

どうしても実物の色が知りたい!という方は、福岡市美術館のホームページの所蔵品検索で検索してみてくださいね。

所蔵品検索 https://www.fukuoka-art-museum.jp/archives/

 

▽作品タイトルをクリックするとPDFが表示されます。

※全て「古美術」作品です

 

(主任学芸主事 教育普及担当 鬼本佳代子)

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