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福岡市美術館ブログ

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技術の進歩

どーも。館長の中山です。とうとうリニューアルオープン記念展が終わりました。6万6千人を超えるたくさんの観覧者をお迎えすることができて大変うれしく思っています。

5月26日の最終日にはミュージアムウイーク関連イベントの一環で「建築ツアー」の案内役をやりました。今回は美術館の建築としての魅力発見、リニューアルの特徴紹介、バックヤードツアーという3つの要素を欲張ったもので、1時間半のツアーのあいだほとんどしゃべりっぱなし、歩きっぱなし、屋上へも登ったりして、少々疲れました。参加の方々もけっこう大変だったのではと思います。

ところで、建物というのは時間がたつとどうしても手狭になってしまうのに、逆に以前よりも広々となったところがあるんです。我々職員もめったに入らない「空調機械室」です。能力は以前のものより高いのに、機械の図体はずいぶん小さくなった。だからスペースに余裕ができて、案内するのも楽でした。

占有空間はどんどん小さく、かかる時間はどんどん短く。それが技術の進歩なのでしょう。新型の新幹線やリニアモーターカーなんかのニュースを見ていると、どこまで早くすれば気が済むのだろうとちょっと不安になるくらいです。早く移動すればその分時間があまる。長生きしても時間があまる。あまった時間はどうしましょうか。美術館にでも行って、のんびりする、というのはどうでしょう。なんかおかしい? まるで無駄に過ごす時間を増やすために技術の進歩があるみたい? でもそれ、おかしいことなのかな。

(館長 中山喜一朗)

新設の公園口を歩くツアー参加者

近現代美術室Cの眺めのいい窓辺にて

ミュージアムショップ

ミュージアムショップだより 高取焼、煎茶&和三盆のご紹介

2019年5月28日(火)より、古美術企画展示室で「田中丸コレクション 唐津と高取」、松永記念館室で「松永耳庵の茶」(いずれも~7月28日)が開催されていますが、ミュージアムショップでは関連する様々なオリジナル商品を販売しております。

まずは、以前ブログでも制作中の情報をお伝えした高取焼の写しをご紹介します。髙取焼宗家十三代・髙取八山氏の手で、古美術の名品の美しさが現代によみがえりました。

髙取下面取茶碗 写し
250,000円(税別)

綺麗さびという遠州の美意識を最もよく伝える作品《掛分面取半筒茶碗》(福岡市美術館蔵)が手本となっております。直系の窯元ならではの秘伝の釉薬と技術により、《掛分面取半筒茶碗》を再現しております。

写しとは、美術工芸品などで、基準となる作品や実物を手本とし、形状や模様・図柄などを模して作品を作ることです。茶の湯の写しでは姿、形を写し取るだけでなく、心を写すものというような意味合いもあります。

 

“お茶”に関連するオリジナル商品もございます。

左:福岡市美術館ブレンド 煎茶 1,200円(税別)
右:和三盆 1,000円(税別)

煎茶は、八女産の香り高い高級煎茶をまろやかな高級玉露を製茶所山科の日本茶鑑定士が特別にブレンド致しました。

江戸時代に讃岐の国で生まれた純日本産の白砂糖、さぬき和三盆糖をお干菓子に仕立てたオリジナルの和三盆も人気の商品です。福岡市美術館のロゴマークが一つと、季節にちなんだ形のお干菓子が入っており、カラフルな色とともに見た目もお楽しみいただけます。絹のようになめらかな口当たりと、しっとりとした上品な甘さ。日本の伝統と職人の技をご賞味下さい。

 

これらの商品以外にも、購入するのにだいぶ悩んでしまいそうな金額のものから、お土産に最適な手軽なものまで、多数ご用意しておりますので、福岡市美術館にお越しの際には、是非、当ショップをご利用下さい。

その他

展示作品のワンポイント・コメント

福岡市美術館では、QRコードを使って、コレクションギャラリーの各展示作品の解説を読むことができます。
QRコードは、館内の各コレクションギャラリーの入り口に掲示しています。
また、下記のURLをクリックしていただければ同じ解説サイトに飛べます。

1階:https://imagetag.tripnscan.com/e6fa34ec-3fad-4d32-bd5a-2e0a71bfcacd

2階:https://imagetag.tripnscan.com/ebaab0d1-3772-43b9-85f0-0a9407738a5f

 

 

カウンター

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1階展示

QRコード(1階展示)

2階展示

QRコード(2階展示)

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